こんにちは!
住センターの鈴木です。
自分をデフレ化しない方法という
本を読みました。
10年くらい前の本になりますが、
面白かったです。
どちらかというと、自分というよりは
日本国全体の問題解決策を提示して
いる本でした。
特に、リーマンショック後の政府への
対応策の提言はさすがだと思いました。
国債を大量に発行して日銀に買わせる。
世の中のお金の供給量を増やす。
インフレターゲット2%として、回復するまで
やめないことを提唱されてました。
まさしく、今のアベノミクス政策と似ている
という印象を持ちました。
ハイパーインフレにならないかとの懸念は
本の中でもきっぱりと否定されていました。
理由として、ハイパーインフレになる条件
がお金の大量供給と物資の不足だからです。
今の日本ではサービスや物資の供給過多で
ハイパーインフレになるリスクはほぼありません。
行き過ぎたインフレになりそうになったら
また引き締めればいいのです。
それよりもデフレを退治しないと日本が
大変なことになると書いてありました。
少子化の要因や中産階級の減少はデフレに
よる原因が大きいそうです。
デフレというのは活気や元気を奪い
世の中を暗くします。
モノが安くなるということは
企業がコストカットしているからです。
コストカットで効果が高いのが人件費です。
安くするために正社員を雇わなくなり、
教育に投資しなくなります。
そして、生産を増やすために長時間労働
を強いるのです。
長時間労働しても給料は上がらず
婚活する時間も元気もないなれば
結婚する人が減ってしまいます。
今の日本の状況は、まさにデフレの
後遺症なのかもしれませんね。
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